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石巻市スポーツ3施設、本年度で廃止へ 方針固める 利用低調、老朽化進み休止続く

市が本年度で廃止する方針の河南体育センター

 石巻市は、利用が低調な稲井テニスコート、老朽化が進み休止が続く河南体育センターと網地島テニスコートの3施設を本年度で廃止する方針を固めた。市議会2月定例会に関連議案を提出する。

 稲井テニスコートは、1979年開設。敷地面積は約1万1200平方メートルで、コート4面や駐車場などを備える。東日本大震災では仮設住宅地となり、2019年に利用を再開したが、市総合運動公園にコートが整備され、利用が減少。22年度の利用は8件、本年度が2件にとどまった。

 河南体育センターは、1979年に河南勤労者体育センターとして開館した。鉄筋コンクリート一部鉄骨2階で、延べ床面積は約1100平方メートル。2019年に電気設備の故障を機に利用を取りやめ、雨漏りや耐震性の懸念もあって休止が続いていた。体育館を備える遊楽館に近く、集約化を見込む。

 1985年に開設した網地島テニスコートは、敷地面積約1500平方メートルでコートは1面。住民の高齢化などで2000年から利用されていなかった。

 市は21年度、財政負担の低減や平準化に向け、社会教育・体育施設の適正配置と長寿命化に関する計画を策定。3施設は廃止が検討されていた。

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