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避難アプリ活用 あす、女川原発事故に備え訓練 操作試行、実効性探る

 県と原発30キロ圏内の7市町は20日、東北電力女川原発(女川町、石巻市)の重大事故に備えた本年度の原子力防災訓練を実施する。昨年9月に運用を始めた避難支援アプリの活用を試す。

 国や県、7市町、自衛隊など18の機関が集まり、住民約200人が参加する。三陸沖で発生した地震で大津波警報が発表され、女川原発2号機が緊急停止。外部電源が喪失して冷却機能が失われ、放射性物質が放出されたとの想定で実施する。

 石巻市は北上地区の住民25人がバスで気仙沼市へ向かい、アプリを使った避難を実践。網地島の住民2人はヘリコプターでの訓練に参加し大崎市へ避難する。

 東松島市では小野地区の住民20人が名取市へ避難する。避難退域時検査場所となる学校給食センターでアプリの操作を体験する。

 女川町では大沢、小乗など町内5地区の住民が訓練に参加。アプリを活用し、自家用車やバスで栗原市に避難する。

 東北電は5月ごろの女川2号機再稼働を目指していたが、安全対策工事の完了と再稼働が数カ月遅れる見通しとなっている。

原子力防災訓練 - 宮城県

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