木村匡と斎藤荘治郎、郷里の発展に尽力 旧観慶丸商店で特集展「河南町の先人たち」
旧河南町北村で13年間村長として尽力した木村匡(きょう)(1859~1940年)と、26年間北村小校長として郷土教育の地盤をつくった斎藤荘治郎(1893~1981年)の業績などが見られる旧観慶丸商店特集展「河南町の先人たち」(石巻市博物館主催)が、石巻市中央3丁目の旧観慶丸商店2階展示室で開かれている。3月25日まで。
展示では村長として道路整備や教育など多方面に力を入れた北村匡が行った演説のなかで現代に通じる内容のものを演説集『村長十年』から3つ紹介したパネル展示や、斎藤荘治郎が子どもたちの郷土理解や愛郷心を育てるため中心となって編さんした『北村郷土読本』にまつわる資料など47点が並ぶ。郷土の良さを生かしたまちづくりや教育と、それらを継承しようとあらゆる取り組みを行った2人の情熱を垣間見ることができる。
石巻市博物館の学芸員伊藤匠さん(29)は「2人とも河南町出身の方にはゆかりのある人。現在の河南町ができるまでに、こういうことをした人がいたことを知ってほしい」と話した。
午前9時から午後5時までで、観覧無料。毎週火曜休館。連絡先は石巻市博物館0225(98)4831。
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