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政局の動向、解説 伊藤惇夫氏が講演 石巻地方3市町、管理職対象に研修

今年の政局などについて解説する伊藤氏

 石巻地方2市1町の特別職や管理職を対象とした研修会が16日、女川町生涯学習センターであった。石巻地区広域行政事務組合が主催し、約200人が参加。政治アナリストの伊藤惇夫氏が講師となり「政局の動向と日本政治の課題」の題で講演した。

 伊藤氏は自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件について言及。「政治が国民からの期待を失えば、どんなに良い政策を打ち出しても有権者は喜ばない。目先の対応ばかりに追われ中長期的な取り組みが後手に回る」と指摘した。

 党内に設置された政治刷新本部が11日に開いた会合にも触れ「信頼の回復に努めようとする本気度を感じない。小手先どころか小指の先の対応で、岸田文雄首相のリーダーシップと危機感のなさが1番の問題だ」と話した。

 政局に関しては、年内に衆院選が行われる確率を3割程度と予想。9月の自民党総裁選は「麻生太郎副総裁、菅義偉前首相らが候補になる。政治資金の問題が落ち着くまでは総理をやりたいという人はなかなか現れないだろう」と語った。

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