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路面凍結、転倒防止にござ 石巻・遠藤興業、中瀬の歩道に設置

作業員らが萬画館近くの歩道に転倒防止のござを敷いた

 路面凍結による歩行者の転倒防止につなげようと、石巻市大街道南2丁目の建設会社「遠藤興業」は16日、同市中瀬の石ノ森萬画館から西中瀬橋の歩道にかけての約150メートルに、わら製のござを敷いた。

 遠藤興業では中心市街地での公共工事などを担っており、地域貢献活動の一環としてござを設置した。現場の作業員から「市民に危ない思いをしてほしくない」という声が上がり、自社の資材を使って対応した。

 石巻地方では15日夜から16日昼にかけて、強い冬型の気圧配置に真冬並みの寒気が流れ込んだ影響で冷え込みが強まった。石巻市の最低気温は氷点下6.0度を記録。断続的に雪も降り、車両のスリップによる物損事故もあった。

 遠藤興業は冬場、作業員らが現場ごとに除雪作業をするなど、近隣住民の安全確保を図っている。鎌田裕崇専務は「住民の暮らしを助けるのも仕事の一つ。地域で解決できることは積極的にやっていきたい」と話した。

 ござは降雪状況をみながら撤去や設置を繰り返していくという。

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