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復興の象徴「ブルーインパルス」、見上げる人の表情活写 写真23点を展示 震災遺構・門脇小

ブルーインパルスが飛ぶ青空と、それを笑顔で見上げる人々の様子を紹介する写真展

 石巻市門脇町4丁目の市東日本大震災遺構門脇小で、航空自衛隊松島基地の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」の飛行を見物する人々に着目し、復興への歩みを表現した企画展「ブルーインパルスを見上げて」が開催されている。2月12日まで。

 写真家の黒沢英介さん(仙台市)と粒木友香里さん(山形市)が撮影した作品23点を展示する。

 震災後、さまざまなイベントに登場するブルーインパルスを「復興の象徴」と捉え、松島基地や門脇小、石巻川開き祭りの会場上空などで飛行する様子を収めた写真を紹介。スモークで描かれた五輪などのマークと、それを見上げる人々の表情で復興に向かうムードを表現した。

 ブルーインパルスは震災当時、イベント参加のため基地を離れており、2年後に帰還。昨年で帰還から10年を迎えた。

 門脇小のリチャード・ハルバーシュタット館長は「震災遺構は暗く怖いイメージを受けがち。展示の最後には復興へ進む明るい写真があるので、希望と勇気を感じてほしい」と話した。

 入場料は通常の入館料のみ。時間は午前9時から午後5時(最終入館は午後3時半、2月からは午後4時)。休館日は月曜で、祝日の場合は翌日。2月7日は臨時休館。連絡先は0225(98)8630。

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