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観光、中心街活性で議論 石巻市議会産業建設委、石巻商議所と意見交換会

石巻市の経済活性化などについて議論した意見交換会

 石巻市議会産業建設委員会は22日、市の観光振興や中心市街地活性化などの課題に関する石巻商工会議所との意見交換会を同市中央2丁目の石巻商議所で開いた。

 桜田誠子委員長ら委員5人と石巻商議所の松本鉄幹副会頭や観光・サービス部会の役員ら6人が参加。観光業やまちづくり、サービス業に携わる役員らが各分野の現状を説明した。

 「割烹(かっぽう)滝川」(石巻市中央1丁目)の阿部司代表は飲食店の人手不足に触れ「募集しても集まらず、客の受け入れを制限しているところもある」と報告。「宮城水産高調理類型の生徒をインターンやアルバイトで受け入れるなど、つながりを深めたい」と語った。

 中心市街地活性化に関しては、フィットネスクラブ運営などの「井上」(同市大街道東1丁目)の井上一代表が「外部から若い人材を呼び込んで事業をしてもらうための施策が必要だ」と指摘。同市のまちづくり会社「街づくりまんぼう」の苅谷智大まちづくり事業部長は「昨年のお盆やゴールデンウイークは駐車場が不足した。南浜地区との回遊もうまくいかず、機会損失が多くある。行政と事業者の関係を密にして対応したい」と話した。

 委員からは、石巻港に寄港した大型客船から中心市街地を訪れる訪日客の受け入れ態勢や、漫画を生かした街づくりの今後の方向性などに関する質問があった。委員会は同日、石巻観光ボランティア協会とも意見交換した。

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