石巻に新たな管弦楽団 元市民交響楽団員ら17人、始動 5月にデビュー公演
石巻市に4月1日、新たに「石巻シティフィルハーモニー管弦楽団」が発足する。石巻市民交響楽団で昨年まで団長を務めた足立岳志さんを団長に、元市民交響楽団員も含めた17人でスタート。5月26日に予定するデビュー公演に向け結束を誓い合っている。
発足の記者会見が27日、同市立町1丁目の「あいプラザ・石巻」であった。楽団には団長、副団長ら役員のほか理事会組織をつくること、理事長には市国際交流協会名誉会長の久我恵美子さん、専務理事には東日本大震災後、復興支援活動を続ける林田順平商店(堺市)の林田元宏社長が就くことなどが報告された。
主な活動は、定期演奏会などの主催公演のほか、林田順平商店などでつくる石巻復興祈念演奏会実行委員会が主催する石巻第九コンサート、石巻ポップスコンサートなどの依頼公演が中心になる。
演奏会にはプロ演奏者らも常任客演奏者として随時加わるほか、練習楽団員として、あいプラザ・石巻のバイオリン教室の生徒なども参加する。
5月のデビュー公演は「石巻復興祈念紅白歌合戦」と銘打って開催。9月15日には第1回定期演奏会を予定している。いずれも会場は同市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)。
足立団長は「良い演奏を市民に届け、努力を続けていくことが大切で、団員には演奏を通じて充実感も持ってもらいたい。石巻と冠した名前に恥じないよう、活動をしていきたい」と話した。
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