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「いぶき太鼓」の響き、心躍らす 赤井小児童、保護者に演奏披露

力強い演奏を披露する児童たち

 全児童が和太鼓の学習に取り組む東松島市赤井小(児童146人)は1月27日、発表会を市赤井市民センターで開いた。児童らは練習の成果を発揮し、来場した保護者らが和太鼓の音色に心を躍らせた。

 1、2年生は「豊年太鼓」、3、4年生は「ぶちあわせ太鼓」、5年生は「赤井いぶき太鼓」、6年生は「赤井いぶき太鼓」と「躍動」を披露した。各学年の代表者が、演奏の前後で目標と感想を発表した。

 6年間の集大成となった6年生は、赤い法被とはちまきを身に着けた。「ソーレ」「ヤー」などの元気な掛け声と、体に響く力強い太鼓の音で来場者を魅了した。

 赤井いぶき太鼓保存会の佐藤栄宏会長は講評で「手の振り、足のさばき、乱れのない一体となったリズム。今までの赤井いぶき太鼓の中で最高の演奏だった」と目を潤ませた。

 赤井小は本年度が開校150周年。120周年を迎えた30年前に新たな伝統と感性豊かな児童の育成を目指し、赤井いぶき太鼓を創設した。1~4年生は12月から、5年生は11月から、6年生は年間を通して練習し、発表会に臨んだ。

 いずれも6年の鹿野絆来(はんな)さん(12)は「今までで1番良かった。練習ではバラバラだったところを(本番では)合わせることができた」、阿部壮佑君(12)は「(卒業後も)もし地域のお祭りで和太鼓があったら進んで参加したい」と語った。

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