ろう者フットサル女子日本代表、東松島で強化合宿 市関係者にW杯優勝も報告
昨年11月にブラジルで開かれた「第5回ろう者フットサル世界選手権大会(デフフットサルワールドカップ2023)」で初優勝した女子日本代表が1月26~28日、東松島市奥松島運動公園体育館など市内で強化合宿を実施した。初日には、市関係者への優勝報告会が開かれた。
報告会は、宿泊先の同市野蒜の防災体験宿泊施設KIBOTCHA(キボッチャ)の会議室であり、チーム側は選手と監督の計8人、市側は渥美巌市長ら4人が出席。キャプテンの岩渕亜依選手(30)が金メダルを獲得したことを報告した。岩渕選手は「応援していただいた皆さまをはじめ、みんなで取った世界一。これからも応援してもらえるとうれしい」と感謝した。
最優秀監督賞に選ばれた山本典城監督(48)は「感謝の気持ちを持ちつつ、デフリンピックでも良い結果を残せるよう努めていく」と意気込んだ。
市と一般社団法人日本ろう者サッカー協会は2022年10月、連携協定を締結。女子日本代表はこれまで、ワールドカップ前の23年10月など市内で5回、合宿を行った。渥美市長は「強化合宿の成果と受け止め、うれしく思う」と話した。市は地元産の焼きのりをチームに贈った。
選手らは3月にトルコで開かれる冬季デフリンピックに向けて練習に励んだ。
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