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能登半島地震支援 石巻グランドホテル「寒ぶりフェア」で応援 富山・氷見産を仕入れ、提供

石巻グランドホテルお薦めの「寒ぶりのブールノワゼット」

 石巻市千石町の石巻グランドホテルは、能登半島地震の復興支援企画として、富山県氷見市の寒ブリを提供する「ひみ寒ぶりフェア」を開催している。寒ブリがなくなり次第終了する。

 氷見漁港では寒ブリが短い旬の時期を迎えている。地震の影響で寒ブリの仕入れ先が安定しない状況となり、同ホテルは氷見漁港の水産会社から直接仕入れて提供を始めた。仕入れたブリは1日時点で約80キロ。和洋中のシェフらがそれぞれ寒ブリをおいしく食べられるメニューを考案した。

 お薦めは「寒ぶりのブールノワゼット」(税込み1800円)。ソテーしたブリに焦がしバターとトマトを合わせたソース、ミョウガと河北セリを添えた一品。洋食部門のレストラン料理長を務める渥美誠光さん(44)は「氷見の寒ブリは臭みが少なく、脂が良質。復興の意味も込めて味わっていただきたい」と紹介する。「寒ぶりのしゃぶしゃぶ御膳」(3300円)やさっぱりした味わいの「寒ぶりの甘酢あんかけ」(1500円)なども楽しめる。

 レストランの後藤洋輔主任(34)は「東日本大震災の時、我々も多くの人から支援を受けて元の生活を取り戻せた。食べて能登半島を応援してほしい」と話す。支配人の大槻武史さん(45)は「フェアをきっかけにホテルでおいしいものを食べられることを知ってほしい」と期待する。

   ◇

<能登半島地震 寄付・支援>

 東松島市の鳴瀬未来中は2日、市に災害義援金9万440円を寄託した。

 
 東松島市の矢本一中は2日、市に災害義援金19万8863円を寄託した。

 
 東松島市の矢本二中は2日、市に災害義援金6万8751円を寄託した。

 
 東松島市の鳴瀬未来、矢本一、矢本二の3中学校合同での災害義援金34万3501円も2日、市に寄託した。

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