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公共交通対策 石巻市、新年度予定施策を説明 運転免許自主返納者のバス運賃割引導入へ

 石巻市議会公共交通対策特別委員会が6日開かれ、市は公共交通機関の利便性向上に向け、新年度に実施予定の施策を説明した。運転免許証の自主返納者を対象にしたバス運賃の割引制度の導入などを目指す。

 路線バスでは、鮎川線など運賃が高額な路線の割引制度の導入も検討する。基点となるJR石巻駅前には、公共交通の運行情報や「石巻マンガロード」の情報などを発信するデジタルサイネージ(電子看板)を設置する。新年度内の稼働を目指す。

 雄勝、北上両地区の住民バスは4月から、発着点を同市小船越の道の駅「上品の郷」からJR鹿又駅に変更し、鉄道とのアクセス向上を図る。同市茜平4丁目のイオンモール石巻にも1日1往復のみ延伸する。

 牡鹿地区は4月から、地区内を走る市民バスの寄磯-鮎川線で、高校生の通学利便性などを考慮して早朝便を増便し、路線バスとの接続性を高める。

 桃生地区で本年度、実証運行していたワンコインタクシーは新年度から本格運行に切り替える。JR気仙沼線の利用促進につなげるため、和渕駅と陸前豊里駅を乗降地点に追加する。

 河北地区は2025年度からの実施に向けて、指定乗降場所間を予約制で運行する現状のデマンド方式から、ドアツードア型への切り替えの検討を進める。河南地区もより利用しやすい運行形態を探る。

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