友情の絵手紙、今年も 群馬・上陽小から届く 復興支援が縁 女川小
女川町女川小の3年生38人に、東日本大震災の復興支援で交流が生まれた群馬県玉村町の上陽小3年生から絵手紙が届いた。
絵手紙は2日に児童たちに配られた。桜や菜の花などが描かれ、「いつもありがとう」「これからも頑張ろうね」といったメッセージも添えられている。担任教諭が一人一人に手渡すと、児童たちはうれしそうに眺めたり、もらった絵手紙を見せ合ったりした。
児童たちは早速、返事の絵手紙を制作した。サンマや笹かまぼこ、ウミネコといった女川町をイメージする題材を描き、「遊びに来てね」「優しい気持ちになりました」といった感謝の言葉を加えた。
獅子頭と笹かまぼこの絵を描いた鈴木華さん(9)は「遠い所から毎年、応援してくれるのはうれしい。こちらの気持ちもしっかり届けたい」と話した。
上陽小からの絵手紙は、震災後に玉村町職員が女川町に派遣されたことをきっかけに2016年から届けられている。21年にはオンライン形式で交流会を実施した。
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