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役割分担しタワー作り 東松島市スポ少、交流大会で心身鍛える

紙のタワーを高く作ることができ、喜ぶ団員たち

 東松島市スポーツ少年団は10日、団員同士の交流を深めるイベントを市民体育館で開いた。市が連携する大東文化大の教授を講師に招き、団員は身体の仕組みやチームワークについて理解を深め、実践した。

 8団体の団員計約80人が参加。小学3年生以下は、陸上競技が専門の只隈(ただくま)伸也教授が指導した。筋肉や心臓の働きについて学んだ後、ボールなどを使い、遊びを取り入れながら基礎運動をした。

 4年生以上はスポーツ心理学を研究する田中博史教授から、成果を上げるためのチーム作り「チームビルディング」を学んだ。A4用紙30枚を使ってタワーを作る作業を通じて、役割分担や自律性の大切さを学んだ。

 矢本バレーボールスポ少に所属する石巻市前谷地小6年の玉田愛結さん(12)は「どうやったらタワーを積み重ねられるか意見交換し、チームの仲も、考えも深まった。バレーボールでも生かしていきたい」と語った。

 田中教授は「積極的に取り組んでくれた。自分の意見を話し、人の意見を聞く力を付けてほしい」と期待した。

 学んだことを生かし、軟らかいフライングディスクを使ったドッジボール「ドッジビー」も全学年で行った。

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