マンガッタンイラストギャラリー年間大賞決まる　石巻「ヒトコマ」に展示、来月29日まで

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　石巻市中瀬の石ノ森萬画館が年４回、一般から作品を募集して優秀作品を選ぶ「マンガッタンイラストギャラリー」の２０２３年の年間大賞が、仙台市太白区のペンネーム「空々北（そらからきた）　狐（きつね）」さんの作品に決まった。

　石巻地方からは「ナリサワ賞」に石巻市中津山二小６年の高橋圭美さん（１２）と同市万石浦小６年の高橋麻里菜さん（１２）が、「協立塗料賞」に同市のペンネーム「ぽんたぬき」さん（３７）が選ばれた。

　授賞式が１１日、同市中央２丁目の交流・創作活動拠点「いしのまきＭＡＮＧＡｌａｂ．ヒトコマ」であり、受賞者に賞状と副賞が贈られた。

　空々北さんの作品は「うさぎ」をテーマにした春の作品募集で大賞を受賞していた。年間大賞に決まり「見た人が幸せになれますようにと祈りを込めて描いた１年だった。自分というブランドを貫いて描いていきたい」と喜びを語った。

　ナリサワ賞の高橋麻里菜さんは「選ばれてうれしかった。今よりもうまくなれるように毎日練習したい」と語った。

　審査委員長の山下秀秋さんは講評で「来年も再来年も、もっと良い作品で挑戦してきてほしい」と呼びかけた。

　イラストギャラリーは「第２の石ノ森章太郎」輩出を目指して２００４年から実施している。昨年は季節ごとに「うさぎ」「水」「スチームパンク」「糸」の各テーマを設け、計２２６点の応募があった。

　受賞作品は３月２９日まで、ヒトコマで展示する。