能登半島地震支援 石巻の日本カーシェア協、不要車の寄付呼びかけ 車検切れ、故障車も
能登半島地震の被災者に車を無償で貸し出す石巻市の一般社団法人日本カーシェアリング協会が現地での活動費を確保するため、不要になった車の寄付を呼びかけている。
「廃車で被災地支援プロジェクト」として1月18日に募集を始めた。リサイクル処理で1台当たり4万円ほどの活動費を捻出でき、車両の運搬費や維持費、拠点設置費などに充てる。
29日は栗原市築館の農業千田加代子さん(60)から軽トラックの提供を受けた。千田さんは「少しでも助けになればと思って寄付を決めた。燃料費が高いのでガソリン代に役立ててほしい」と話した。
協会の石渡賢大事業部長(33)は「長い期間、多くの車を扱うには資金が必要になる。どんな車でも大丈夫なので声をかけてもらえれば」と協力を求める。
車検切れの車や故障車も対象。状態が良ければ被災地で活用する場合もある。目標は250台で、現在までに県内外から115台の提供が決まった。募集は3月31日まで。
連絡先は日本カーシェアリング協会0225(22)1453。
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<寄付・支援>
一般社団法人「三陸まちづくりART」は13日、石巻市に災害義援金8388円を寄託した。
石巻市の鹿妻第一町内会は13日、市に災害義援金5万円を寄託した。
石巻市河南西中は14日、市に災害義援金11万182円を寄託した。
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