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色彩模様いしのまき <茶> 石巻発祥、伝統の焼き目 ぼたん焼きちくわ(石巻市)

ボタンの花にも似た焼き目が特徴。徐々に温度を上げると、いぼや焼き目が現れる

 串に巻かれたすり身が製造機の上で回転し、見る見るうちに焼き目が現れた。石巻発祥とされる「ぼたん焼きちくわ」。ボタンの花のような焼き目が名前の由来で、石巻市では1904年から作られている。

 40年創業の水野水産(石巻市魚町2丁目)は、スケトウダラなどを使った「伝承牡丹焼竹輪」、金華サバを加えた「石巻伝承牡丹焼鯖ちくわ」など年間4~5トンを生産。市内の機器メーカーが手がけた「川口式」と呼ばれる機械で80年近く製造を続ける。

 市内では、ぼたん焼きちくわを含む練り物の味や生産技術を絶やさないようにと、おでん具材として魅力を発信するプロジェクトが進む。「練り物のまち」で伝統を守る新たな取り組みが広がっている。

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