新たな朗読劇、書と和楽器コラボ 演劇ユニット・コマイぬ、「野菊の墓」再演 26日・石巻
石巻地方を拠点にする演劇ユニット「コマイぬ」が26日、石巻市中央3丁目の旧観慶丸商店を舞台にして新たな形の朗読劇に挑む。昨年6月に上演し好評だった「野菊の墓」(伊藤左千夫作)の再演だが、書と和楽器音楽とのコラボで表現する。
朗読する俳優は昨年と同じ芝原弘さんと大橋奈央さん。今回は新たに同市を中心に活動する書家の桜井育子さんと、札幌市の新芸能集団「乱拍子」代表・村場踊さんが出演、朗読劇に書道ドローイングと和楽器の演奏を掛け合わせたアートパフォーマンスに挑む。
芝原さんは「ほかのジャンルのアートとコラボすることで演劇の可能性が広がるはず。ジャンルを超えて一つのものを創ることで石巻のアート文化全体に活気が生まれれば」と期待する。
大橋さんは「芝居以外の人たちと一緒に舞台を創るのが楽しみ。新しい形のアートパフォーマンスを届けたい」と張り切る。
前日の25日は「ふれる、にほんと、あなた」と題して、古くから日本にある芸能と昔話を上演する。第1部は村場さんによる和太鼓演奏や獅子舞演舞、第2部は大橋さんによる石巻の昔話などの読み聞かせが行われる。25日は午後2時開演。料金は500円(未就学児は無料)。定員30人。
26日の朗読劇は午後2時、6時半の2回公演。料金は事前予約が3500円、当日4000円。定員20人(未就学児の入場は不可)。
両日とも約60分を予定。連絡先は芝原さん090(4041)8168。info@comainu.com
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