(826)春一番又三郎よマタサボロウ/寺田伸一(1962年~)
「春一番」は立春後に初めて吹く強い南風。そこから宮沢賢治の「風の又三郎」を連想したのだろう。転校してきた少年と子どもたちの交流の物語だが、それにしても「また、さぼろう」とはやられた。悪童が親しみを込めて呼びかけているようで楽しい。作者は事故で重い障害を抱えるが、「僕は俳句に出会って人生が楽になり、…
関連リンク
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