(833)野火を見るわがたてがみの白交り/世古諏訪(1928~2021年)
野火。野焼(のやき)とも言う。草萌(くさもえ)をよくしたり、害虫を駆除するために、山や畑、畔(あぜ)を焼くことで、春になるとあちこちに野焼の煙が上がっているのを目にする。それをじっと見つめる初老の男性。「たてがみ」と言うからには長髪なのであろう。見入っているからには、実際に野焼をする人ではなくて、…
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