石巻・MEET門脇でパネル展「あの時プロジェクトin能登」 高台避難、石川・珠洲市の事例紹介
石巻市門脇の伝承交流施設「MEET門脇」で7日、パネル展示「あの時プロジェクトin能登」が始まった。能登半島地震の概要や南浜地区と能登を対比させたパネルなど、4枚を展示している。
同市の公益社団法人3・11メモリアルネットワークの中川政治専務理事(47)が2月28日~3月3日の5日間、石川県珠洲市の三崎町寺家下出地区と宝立町を訪問。被災者の聞き取り調査と清掃活動を行った。
下出地区は、東日本大震災を受けて津波の避難訓練を始め、元日は住民と神社の参拝者計約150人がすぐに避難し、全員無事だった。
中川さんは住民ら8世帯14人の避難行動を聞き取りした話を基に、ドローンで空撮した地区の写真の上に丸や矢印で、地震後高台の集会所に集まるまでの動きを示した。
展示の隣には南浜地区の避難行動を移したプロジェクションマッピング「あの時プロジェクト」があり、下出地区の行動と見比べることができる。
パネルには「あなたの地区の想定は?」「あなたならどうする?」と問いかけがあり、中川さんは「自宅で、家族といるところで地震が起きたらなど、自分の目線で考えてほしい。(展示をきっかけに)少しでも行動に移していただければ」と語った。
「あの時プロジェクトin能登」は当分の間、開催する。開館時間は午前10時~午後5時(最終入館午後4時半)。料金は300円(高校生以下、毎月11日は無料)。毎週水曜日休館。
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