矢本東小、鼓笛隊引き継ぎ 6年生、緑のベレー帽で最後の演奏 開校150周年記念で新調
東松島市矢本東小(児童449人)は開校150周年を記念し、6年生が使用する鼓笛隊の帽子とユニホームを新調する。このうち白から学校カラーの緑色に変わったベレー帽(100人分)と緑色の羽根を付けた指揮者用帽子(3人分)が出来上がり、鼓笛隊移杖(じょう)式で披露された。
帽子とユニホームの新調は開校150周年記念事業の一環で、同事業実行委員会のアイデアと地域の協力で実現した。
6日に講堂であった移杖式には5、6年生計156人と教職員、保護者らが参加。真籠孝史実行委員長(42)が「鼓笛隊の演奏は地域の宝物の一つ。新しい帽子をかぶって演奏することを楽しみにしています」とあいさつ。新しいベレー帽と指揮者用帽子が6年生の児童代表に贈られた。
6年生77人は、63代鼓笛隊として最後となる演奏に臨み「明日はきっといい日になる」を希望に満ちたサウンドで披露。保護者や地域の人は頼もしそうに見守った。
この日のために6年生から指導されてきた5年生79人がパートごとに楽器や指揮杖の引き継ぎを受け、ドラムマーチと校歌を演奏した。
6年生を代表し、三浦莉心(りこ)さん(11)が「鼓笛隊は心を一つにして協力する。演奏と心を一つにリーダーとして頑張ってほしい」と指揮者にエールを送った。
5年生代表の小野こはるさん(11)は「64代鼓笛隊として伝統を受け継ぎ、先輩のようにみんなを引っ張り、最高学年として地域に笑顔を届けたい」と決意を述べた。
新しいユニホームは上着の胸部が白と赤、首と袖が学校カラーの緑色が特徴。男女とも青色のパンツをはく。5月18日の運動会でお披露目される。
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