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(843)朝寝して不思議な夢を出入りする/山田佳乃(1965年~)

 時計もアラームもない昔の人々は日の光で目覚め、一日を始めていました。「春眠暁を覚えず」とは、過ごしやすい春の朝が心地よく、夜明けに気付かずに寝過ごしてしまうことです。朝寝もそれに近い言葉で、春の日が差す早朝の気持ちのよい眠りのことを指します。淡い覚醒の中で、作者はさっき見た不思議な夢を思い出しなが…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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