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主食米、生産目安50トン増 東松島地域農業再生協議会、2024年度取り組み

協議会の会員らによって議事が話し合われた

 東松島市や農協、農業関係者で組織する東松島地域農業再生協議会(会長・渥美巌市長)は12日、臨時総会を市役所で開き、2024年の主食用米の生産量の目安を前年より50トン多い9100トンに決めた。

 面積換算値で1679ヘクタール、各農家へ示す生産の目安率(転作率)は38.1%で、どちらも前年並み。前年の作付け実績数量は8387トン、面積は1556ヘクタールでどちらも目安を達成した。

 地域とも補償加入奨励費は10アール当たり本年度の2千円から千円に戻し、情勢をみて変更を検討する。本年度はエネルギー価格上昇やロシアのウクライナ侵攻に伴う農作物被害などの世界情勢を踏まえ引き上げた。

 転作時の国・県の補助金交付を例年通り協議会が支援することも決まった。

 総会には市内の農業法人の代表や農業の中心的担い手ら約25人が出席。渥美市長は「国の動向や社会情勢などを踏まえて生産者をしっかり支え、攻めの農林水産業に取り組みつつ、生産性と収益性の向上を図るため引き続き支援する」とあいさつした。

 東北農政局宮城県拠点と県東部地方振興事務所農業振興部の担当者が、国内や県内のコメを巡る情勢について説明した。

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