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入院受け入れ、4月以降休止へ 転院や退院の打診始める 石巻市立牡鹿病院

 石巻市立牡鹿病院(石巻市鮎川浜)が、医師の確保が難しくなったとして、入院患者の受け入れを4月以降休止する見込みであることが分かった。医師の派遣を受けている複数の医療機関から、派遣が難しいとの見通しが相次いで示された。入院中の患者に転院や退院を打診し始めた。

 市病院局事務部によると、同病院は25床あり、現在15人前後が入院している。常勤医は院長1人。県内の大規模病院などから派遣された医師とともに交代で勤務を担ってきた。

 3月に入ってから、複数の派遣元から4月以降は医師を派遣できないと言われた。夜間や休日を含めて常に医師がいる態勢を取れなくなれば、入院の受け入れを休止せざるを得ないという。

 入院患者や家族には、容体により市中心部の石巻市立病院への転院や介護施設の利用などを提案している。

 医師不足に伴い、内科や外科の外来診療の一部も休診する可能性がある。

 事務部の担当者は「4月までに医師を確保するのは難しいと思うが、態勢が整い次第再開したい。入院診療も外来診療も継続できるよう引き続き手を尽くしたい」と話す。

 勤務医の残業時間に罰則付きの上限を設ける医師の働き方改革が4月に迫り、大学病院など医師を派遣する側の大規模病院は対応に追われている。

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