ふるさとの凧、色彩鮮やか 全国各地から90点 石巻・硯上の里おがつで展示、31日まで
北海道から沖縄まで全国各地のたこが並ぶ「ふるさとの凧(たこ)展」が、石巻市雄勝地区の道の駅「硯上の里おがつ」で開かれている。31日まで。一般社団法人硯上の里おがつと、仙台凧の会会員の真砂俊雄さん(59)の主催。
真砂さんが所蔵する全国各地のたこ約90点を会場に展示。「江戸凧最後の職人」と呼ばれる故橋本禎造さんの作品や、北海道のアイヌ神話などがモチーフになっている蝦夷凧、能代市の「べらぼう凧」など鮮やかな色彩のたこが並ぶ。1970~80年ごろにたこがブームになった当時のおもちゃの展示もある。
会場には、たこにストローなどで自由に絵を描いて自作するスペースも用意している。
真砂さんは「たこ揚げは江戸時代から続いている娯楽。ここまで多種多様なのは世界でも日本ぐらいで、人物の絵が描かれているのが特徴。たこの文化を知ってもらえたらうれしい」と話す。
開場時間は午前9時から午後4時半(最終日は午後3時)まで。会期中の日曜日は真砂さんが来館し、展示内容を解説する。
連絡先は硯上の里おがつ0225(25)6844。
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