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専修大の学生2団体、石巻市教委に8万円寄付 8回目 学園祭売り上げ一部など

宍戸教育長(左)に寄付金を手渡した萩原代表(中央)と佐藤代表

 専修大の学生団体「専修生田ボランティア」と「専修神田ボランティア」は11日、東日本大震災の復興支援として石巻市教育委員会に8万4623円を寄付した。学園祭での売り上げの一部などを充てた。

 生田ボランティアの佐藤龍一代表(20)=経済学部=と、神田ボランティアの萩原陸仁(りくと)代表(20)=商学部=が市役所を訪れ、宍戸健悦教育長(66)に寄付金を手渡した。

 寄付金は昨年10月の学園祭で販売した石巻焼きそば200食の売り上げのほか、屋台に募金箱を設置して集めた。石巻焼きそばは昨夏、市内の製麺会社島金商店から歴史や作り方などを直接学んだ。

 両団体は市内で支援活動を展開。11日も石巻南浜津波復興祈念公園で開かれた追悼行事「3.11のつどい」の準備を手伝った。

 佐藤代表は「学生の思いを石巻に届けられてよかった」、萩原代表は「震災時は小学1年生で記憶が鮮明ではない。学ぶだけで止まらず、関東の人にも地震や津波を伝承することが大切」と語った。

 寄付は今年で8回目。累計は77万2831円に上る。宍戸教育長は「13年たっても石巻を忘れない思いがうれしい。これからも交流を続けてほしい」と話した。

 寄付金は被災した子どもたちの心のケア事業に充てられる。

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