石ノ森萬画館、30日に営業再開　空調設備リニューアル　特別展など順次開催

　老朽化した空調設備のリニューアル工事のため臨時休館していた石巻市中瀬の石ノ森萬画館は３０日、営業を再開する。イベントや企画展が順次始まる。

　４月２～８日は国連の世界自閉症啓発デーと発達障害啓発週間に合わせ、啓発のシンボルカラーである青色で同館をライトアップする。午後６～９時。

　ライトアップは障害者支援団体などでつくる「ライト・アップ・ブルーｉｎ石巻」実行委員会が主催する啓発活動の一環。６日午後１時半から市中心部である街頭啓発には、同市のご当地ヒーロー「シージェッター海斗」も登場する。

　１３日には９２回特別企画展として、絵本「１１ぴきのねこ」シリーズを中心に青森県三戸出身の漫画家馬場のぼるさん（１９２７～２００１年）の魅力に迫る企画展が開幕する。

　同作は１９６７年に第１作が登場して以来、幅広い世代に愛され続けているベストセラー作品。企画展では絵本の原画やマンガ原稿、スケッチなどを展示する。

　開館は午前９時～午後５時で、毎週火曜休館（４月３０日は開館）。観覧料は大人９００円、中高生６００円、小学生２５０円。未就学児は無料。

　連絡先は石ノ森萬画館０２２５（９６）５０５５。