石巻のみそ、北欧で振る舞う 食育学ぶ研修で芋煮作る 宮城学院女子大
宮城学院女子大(仙台市)の教育学部教育学科の幼児教育専攻の学生10人が、児童のアウトドア教育や食育について学ぶため北欧の2カ国で研修した。日本の文化を紹介する際に、同大と交流のある石巻市門脇町1丁目の山形屋商店の仙台みそを使用した料理を紹介した。
学生らはスウェーデンのプリスクールやデンマークにある複数の教育文化施設を訪問。スウェーデンでは、食育や環境教育の関係者ら約10人と交流した。参加者は双方の郷土料理を味わい親睦を深めた。
日本の文化として仙台みそを使った「仙台芋煮」を作って芋煮会を開いた。芋煮の評価は「風味豊かでおいしい」と好評だったという。「石巻おでん」や日本の代表的な調味料であるしょうゆについて資料や動画を用いた紹介や、スウェーデンの郷土料理であるポテトパンケーキの試食もした。
大学で2月28日にあった報告会で、2年の木村七海さん(20)は「言葉は通じなくとも、食を通してつながることができると感じた。他の国の料理も作ってみるなど、今後は食事の時間を大切にしたい」と話した。
学生らは2月14日から7日間、スウェーデンとデンマークで過ごした。
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