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復興学ぼう 大規模山火事被災、ハワイの高校生ら東松島視察 表敬訪問、カキむき体験も

マウイ島の子どもたちと東松島市をつないだ成沢さん(前列左)と渥美市長ら

 2023年8月、米ハワイ州のマウイ島で発生した山火事で被害を受けた地域から、高校生11人が、自然災害からの復興の過程を学ぶプロジェクトで石巻地方を訪れた。主要メンバーが19日、東松島市の渥美巌市長へ表敬訪問した。

 教育や交流活動を通し日米で次世代のリーダー育成を目指すTOMODACHI(ともだち)イニシアチブ主催。窓口となった米日カウンシル・TOMODACHIイニシアチブ事務局長の池野昌宏さんやプログラムを計画した一般社団法人ODYSSEY共同代表理事の成沢みくさんら5人が渥美市長と懇談した。

 成沢さんはプロジェクトについて「帰国したらマウイ島の復興に貢献したいと思って来てくれた子たち。参加者のためになる活動となるように頑張りたい」と話した。渥美市長は「次世代に向かって震災を語り継ぐことが使命と考えている。マウイ島の皆さんの役に立てるよう、できることは支援していく」と語った。

 プロジェクトは震災時にも「ハワイ・レインボー・キッズプロジェクト」という名で実施されており、被害を受けた日本の高校生がハワイで過ごした。そのうちの1人だった成沢さんが橋渡し役となり、高校生を招待した。

 今回のプロジェクトは「The TOMODACHI Kibou for Maui Program」という名称で17日から24日まで行われた。高校生は東松島市と石巻市、女川町などで復興状況を視察し、カキむきも体験。「復興の形がさまざまであることやコミュニティーの強さを感じた」と参加者に発表した。

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