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復興への尽力に感謝 派遣職員に併任解除辞令 石巻市

併任解除の辞令を受けた派遣職員ら

 石巻市は27日、東日本大震災の復興支援で全国の自治体から派遣を受け、新年度に派遣元に戻る職員の併任解除辞令交付式を市役所で開いた。

 退職する復興支援専門員4人を含む14人のうち9人が出席した。斎藤正美市長は代表者に辞令を手渡し「慣れない土地で尽力してもらった。今後とも石巻地域の復興、再生に協力をお願いする。折に触れて遊びに来てほしい」と語った。

 東京都墨田区から派遣された加藤賢一さん(26)は下水道建設課で2年間、技師として雨水排水対策の復興工事に携わった。東根市出身で震災後に石巻市の被災状況を見たことが技術職を志すきっかけだったという。「貴重な経験ができた。今後も市民の声を聞いて安心安全な街を実現してほしい」と語った。私生活では食事や地酒を楽しんだといい「石巻川開き祭りの時などに遊びに来たい」と話した。

 新年度に全国の自治体から派遣される職員は3自治体3人で、本年度の9自治体12人から減少する。復興支援専門員は5人から1人になる。

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