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石巻市環境基本計画「おおむね基準満たす」 審議会、2022年度実績結果を市に答申

答申を読み上げる根本会長(左から2人目)

 石巻市環境審議会(会長・根本智行石巻専修大理工学部教授)は28日、市環境基本計画の2022年度実績を点検・評価し「おおむね基準を満たし、50%の環境指標が取り組みを評価できる内容になっていた」と市に答申した。

 45の環境指標のうち、評価しなかった7指標を除く38指標について、「十分取り組まれている(評価5)」は12、「かなり取り組まれている(評価4)」は7指標となり、半数が評価された。「あまり取り組まれていない(評価2)」は6指標で、約16%を占めた。

 評価5は自然環境の満足度や、間伐事業整備面積、市域の二酸化炭素排出量など。評価2は1日1人当たりの生活系ごみ排出量や、集団回収による資源化量、地球温暖化防止に関する普及啓発事業の実施回数などだった。

 市役所で斎藤正美市長に答申書を手渡した根本会長は「ごみの減量や資源化、環境教育に関する指標に達成率の低い項目が見られた。引き続き環境問題について市民や事業者と共有し、解決に向けて努めてほしい」と話した。

 斎藤市長は「確認していただいた成果を次年度に生かし、ごみの分別などを徹底していく。自然を残し、守っていくことは大切。引き続きご指導いただきたい」と話した。

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