(857)大學生おほかた貧し雁歸(かりかえ)る/中村草田男(1901~1983年)
前書きに「大學構内にて」とある。卒業、学位授与の式典の慌ただしさもあらかた終わった、春休み中の静かな構内だろうか。まだ在学する者の中には、ひょっとすると修了できなかった者もいるのかも。大方は貧しいから、学費も心配だ。数少ない裕福な学生を見ると、何だかとってもうらやましい。空を見上げると、春になって…
関連リンク
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- ・(853)牛死せり片眼(かため)は蒲公英(たんぽぽ)に触れて/鈴木牛後(1961年~)
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