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逸品イッピン! > 桃生茶福 大沼製菓(石巻市桃生町給人町)

桃生茶をふんだんに使った桃生茶福

 土産物、製品といった石巻地方自慢の「逸品」を紹介する。

お茶の風味、大福に凝縮

 石巻市の桃生茶をたっぷり使用した大福、桃生茶福(さふく)。1945年創業で、長く愛される「桃次郎のきびだんご」で知られる同市桃生町の大沼製菓が製造、販売する。

 大福の生地は市内の契約農家から仕入れるもち米で作り、滑らかでもちもちとした食感。桃生茶を練り込み、濃厚な抹茶の生クリームと白あんを包んだ。大福だけでもお茶の風味を十分感じられるが、別添えの茶葉を振りかけるとさらに香りが広がる。好みの量をかけ、残ったらお湯で溶いてお茶として味わえる。

 地域特産の桃生茶の消費を広げようと考案に乗り出したことが誕生のきっかけ。地元の鹿島茶園の茶葉を使用する。2015年度には、内閣府が後援する「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」の部門賞に選ばれた。

 大沼弘輝社長(68)は「茶葉は量を調整しながら食べると味の変化を楽しめる。一度食べてみてほしい」と話す。
(及)

【メモ】
 本社近くの直営店舗「大沼本舗」とオンラインショップで扱う。冷凍販売。1個270円、1箱(2個入り)540円。連絡先は大沼本舗0120(763)213。

桃生菓子処 大沼本舗

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