半導体企業の誘致へ 東松島・産業用地2地区 市、民間開発を公募
東松島市は本年度、半導体産業の企業誘致に向け、開発候補地2地区の民間開発を公募する。産業用地整備基本計画に基づき2028年度の分譲開始を目指す。
2地区の場所は公表していない。開発面積は19.7ヘクタールと10.1ヘクタール。市は本年度、地権者への説明を進める。企業から開発の企画提案を受け付けながら、並行して企業の誘致活動をする。
市は29地区から6地区を選び、県が新たに公表した津波浸水想定の災害リスクなどを基に再評価。3月までに2地区を案として採用した。
市はSBIホールディングスと台湾の力晶積成電子製造(PSMC)の大衡村への半導体工場新設を受け、関連企業の県内への関心が高まると予想。半導体関連産業のうち、製造業、物流系、研究開発施設を重点ターゲットに県と合同で誘致活動を展開する。
市内では産業用地の空き区画が減少し、進出を希望する企業のニーズに応えられないことが課題になっている。市は三陸沿岸道の三つのインターチェンジがあり、工場が集積する大衡村・大和町方面、仙台市方面ともに1時間圏内という地の利を武器に、企業にアピールする考え。
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