有効求人倍率1.54倍、前年下回る 15カ月連続 石巻職安管内・2月
石巻公共職業安定所(ハローワーク石巻)がまとめた管内の2月の有効求人倍率(原数値)は、前年同月比0.05ポイント低下の1.54倍で、15カ月連続で前年を下回った。
有効求人数は1.9%減の4104人で、16カ月連続のマイナス。有効求職者数は増加に転じ、1.5%増の2671人。1月に4カ月ぶりに減少した新規求職者数も0.8%増の734人となった。
1月に16カ月ぶりのプラスとなった新規求人数は2.5%減の1553人。産業別では製造が2.3%減の258人、建設は22.2%減の203人だった。運輸は43.8%増の69人、生活関連サービス・娯楽は35.5%増の126人、サービスは22.0%増の150人だった。
ハローワークの担当者は「1月は自治体の募集が集中した結果、新規求人数がプラスに転じたが、全体的な減少傾向は続いている。物価高騰やハード整備がほぼ完了した復興事業、漁場の変化に伴う漁獲量の減少などが影響している」と分析した。
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