コロナ5類移行後初の大型連休 石巻・元気いちば、観光需要に期待
新型コロナウイルスの5類移行後、初めてのゴールデンウイーク(GW)を今月下旬に迎える。観光シーズンの幕開けを記念し、石巻市中央2丁目の観光交流施設「いしのまき元気いちば」は期間中、集客イベントを開催する。コロナ禍を経て国内の観光需要が高まっており、県内外への情報発信に力を入れていく。
元気いちばによると、昨年5月8日に新型コロナが5類に移行後、インバウンド(訪日客)を含めた観光客はコロナ前の水準に回復し、増加傾向にある。コロナによる規制がなくなり、旅行客が動きやすくなったことに加え、石巻に大型客船が5回寄港したことが要因という。
千葉和芳店長(43)は「4月以降、団体客の予約が増えており、石巻へ足を運んでくれる旅行客の観光需要が期待できる」と話す。
GW期間中は27日から5月6日まで「大元気市」を開催する。1階では水産加工品をメインに試食販売し「彩り豊かなおいしい食のまち・石巻」の魅力をアピールする。屋外では3日に生ウニの即売をする。マグロの解体ショーやいしのまき観光大使のシンガー・ソングライター萌江さんのミニライブもある。
1日当たり7000~8000人の集客を見込む。3~5日は南浜地区と石巻かわまちエリア間に無料シャトルバスが運行する。
千葉店長は「今後は県内外へのPRを強化し、石巻の観光地としての認知度をアップさせていきたい」と力を込めた。
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