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石巻専修大生、車整備で社会貢献 カーシェア協の61台 「被災地で役に立てば」

エンジン回りの点検やタイヤ交換に取り組む学生たち

 石巻専修大で自動車工学を学ぶ学生が17~19日、石巻市の一般社団法人日本カーシェアリング協会が運用する車両の整備に協力した。被災地でも活用される車を手入れし、社会貢献をしながら経験を積んだ。

 理工学部機械工学科自動車工学コースの3、4年生が、同大の自動車工学センターで計61台を整備した。18日は4年生10人が33台を担当。学生は3班に分かれ、実習担当の千葉満講師(43)と佐藤匡俊講師(54)の指導を受けながら、タイヤやバッテリー、オイルの交換などを担った。部品は協会の活動に賛同するメーカーから提供された。

 昨年も参加し、来年4月から市内で自動車整備士として働く4年の渡辺駿さん(21)は「自分たちが手がけた車が被災地で役に立ったらうれしい。実際に使われる車を整備する経験が少ないので緊張したが、仕事としての意識を持って作業した」と話した。

 協会の吉沢武彦代表理事は「能登半島地震では昨年皆さんに整備してもらった車が活用され、今後も地域の助け合いなどに使われる。たくさんの笑顔のために取り組み、自分たちの学びの場にもしてくれるとうれしい」と感謝した。

 学生による整備は2013年から毎年、タイヤ交換の季節に合わせて春と秋の2回実施している。

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