植物に親しんで 石巻・南浜祈念公園で絵画教室 春の花、楽しく描写
石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園で植栽管理などを担う一般社団法人ひと・まち・もりは20日、春の花を題材にした「ひばりの絵画教室」を開いた。
公園に親しんでもらおうと年間を通じて開く自主事業の一環。市内を中心に10人が参加し、カラーやナデシコ、アルストロメリアなどを描いた。
副理事で日本画家の猪狩一裕さんが講師を務めた。鉛筆の削り方を実践し、参加者は画用紙に鉛筆で花や茎、葉の輪郭を描き、水彩絵の具や色鉛筆で色を塗った。
猪狩さんは画材の種類や違い、使い方を紹介しながら「よく観察することが大事。形を捉えることに集中するとうまく描ける」「花の構造が分かると描きやすくなる」などと解説。参加者は丁寧に作品を仕上げ、最後の講評でお互いの絵を鑑賞した。
同市山下小4年の佐藤美月さん(9)はカラーとスプレーカーネーションを描き、「大変だったのはカラーの色を塗る所で、好きな所はカラフルな所。またあったら参加してみたい」と話した。
公園では今後、元々地域に咲いていた花の植栽が計画されている。猪狩さんは「季節ごとにスケッチすると楽しいと思う。公園の植物に親しんでもらいたい」と語った。
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