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能登半島地震 子どもに支援を 石巻で「おたがいさま縁日」、珠洲市のカフェも出品

被災した子どもたちを支援しようと開かれた縁日

 能登半島地震で被災した子どもたちを支援するチャリティーマーケット「おたがいさま縁日」が20日、石巻市流留のイオンスーパーセンター石巻東店で開かれた。

 会場には石巻市の乳製品や手作りみそ、焼き菓子などが並び、被害を受けた石川県珠洲市のカフェが出品したマーマレードも販売された。ステージではジャグリングやフラダンスを披露。来場者が買い物やパフォーマンスを楽しんだ。

 縁日の開催は、石巻市出身で金沢市在住の門馬優さん夫妻によるイベントがきっかけ。門馬さんらは2022年から、東日本大震災の発生日に合わせ石巻市などの産品を紹介する「五日月縁日」を開催してきた。

 能登半島地震の発生を受けて「今度は東北からエールを送ろう」と、五日月縁日の出品者らで構成する「石巻『おたがいさま縁日2024』をつくる会」が企画した。

 会場の募金箱に寄せられたお金と、出店者の売り上げから経費などを引いた計11万8000円を石川へ送り、子どもたちのために役立ててもらう。

 つくる会の村島武史さん(48)は「五日月縁日の恩返しがしたいと思い企画した。災害の発生から時間が経過しても、思い出したり気に掛けたりする場面をつくることに意義があると思う」と話した。

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勝又運輸、義援金を石巻市に寄託 台湾などへの救援金も

 石巻市の勝又運輸は15日、能登半島地震災害義援金として市に5万円を寄託した。また台湾東部沖地震救援金、イスラエル・ガザ人道危機救援金、アフガニスタン人道危機救援金、バングラデシュ南部避難民救援金、中東人道危機救援金としてそれぞれ1万円を寄託した。

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