桃生の可能性を発信、「むすび祭り」沸く　野外ステージ熱気、キッチンカー人気

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　多彩な出店やステージで石巻市桃生地区を盛り上げるイベント「むすび祭り」が２１日、市桃生総合支所で初めて開かれた。市内をはじめ、県内外から約４０店のキッチンカーやマルシェが参加したほか、アーティストらのステージもあり、約１３００人の来場者を楽しませた。

　会場の野外ステージには、同地区の寺崎はねこ踊り保存会や石巻好文館高チアリーディング部など７組が出演した。大トリを務めた市内のよさこいサークル「舞綺瓔（ぶきよう）」は、牡鹿半島をテーマにしたオリジナル曲「しおさい」など計６曲を披露。２３人のメンバーが勇壮なパフォーマンスで会場を沸かせた。

　会場一帯にはキッチンカーやマルシェが並び、来場者は多彩な味やここでしか買えない手作りの製品などを楽しんだ。同地区の主婦佐々木とみこさん（７４）は友人４人と訪れ、お好み焼きや焼き芋などの出店を満喫した。「お天気にも恵まれて、さまざまな出し物を見せてもらえてありがたい」と話した。

　イベントは同市蛇田の印刷会社「デジタルプレイス」が企画した。桃生地区出身の渥美和彦社長は「今後も多くの人に来てもらえるイベントを開き、桃生の可能性を発信したい」と語った。