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石巻市、珠洲市に職員1人派遣 被災家屋の解体、支援

斎藤市長(右)から職務命令書を受け取る星さん

 石巻市は23日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市に職員1人を派遣した。被災家屋の公費解体事務など災害廃棄物処理の支援に当たる。

 派遣されたのは石巻地区広域行政事務組合の星直幸主幹(45)で、期間は5月24日までの1カ月間。市廃棄物対策課と併任の立場で、珠洲市環境建設課に配属される。

 星さんは2022年3月に発生した福島県沖地震でも石巻市内の公費解体業務に携わった。珠洲市では被災家屋の解体に伴う手続きや現地確認などを担う。

 職務命令書の交付式が石巻市役所であり、斎藤正美市長が「体に気を付けて行ってきてください」と職務命令書を星さんに手渡した。

 石川県によると、珠洲市の住家被害は4月9日現在、公費解体の対象となる半壊と全壊が計4550棟に上る。星さんは「東日本大震災では石川から多数の支援を頂いた。石巻圏域を代表し、一日も早い復旧復興を支援したい」と話した。

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