(882)育たなくなれば大人ぞ春のくれ/池田澄子(1936年~)
さまざまな立場での実感がこもる句です。身長の伸びきった子を見て、つくづく大人になったなあと思ったのかもしれませんし、自分の内面や能力の伸びが停滞して、諦めの気持ちがあるのかもしれません。反対に、まだまだ成長しているうちは大人ではなく、純粋な子どものままなのだという快活さも感じました。昼の日差しが少…
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