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石巻かほく杯中学野球 ベスト4対決、実力伯仲

 28日の決勝に勝ち、河南西が混戦を制した第38回石巻かほく杯中学校野球大会。同日に石巻市桃生球場であった準決勝も実力チーム同士の接戦となった。第1試合は河南西が蛇田を2-1で破り、第2試合は石巻が桃生を6-4で振り切った。3位表彰が準決勝後に実施され、優秀選手には蛇田の橋本怜茉投手(2年)と桃生の渥美瑛太主将(3年)がそれぞれ選ばれた。

準決勝

<河南西が競り勝つ>

【準決勝・河南西-蛇田】1点リードの6回、マウンドに集まる河南西ナイン

▽準決勝(桃生球場) 
 河南西 1010000-2 
 蛇 田 0100000-1
(河)吉田-今野
(蛇)桜井、橋本-須藤、桜井
▽三塁打=吉田(河)▽二塁打=吉田(河)

【評】河南西が競り勝った。初回、今野が右前に適時打を放ち先制。同点の三回には吉田の左越え三塁打で決勝点を奪った。先発の吉田は7回を1失点に抑えた。蛇田は二回、敵失で同点に追い付いたが、打線が振るわず追加点を挙げられなかった。

<石巻が中盤で逆転>

【準決勝・桃生-石巻】5回無死満塁で勝ち越しの二塁打を放つ石巻の相沢

▽準決勝 
 桃 生 1200010-4 
 石 巻 000321×-6
(桃)渥美、福島-福島、佐々木悠(石)杉浦、阿部遥-阿部暖、杉浦
▽二塁打=相沢(石)佐々木悠、福島(桃)

【評】石巻が中盤に得点を重ねて逆転勝ち。0-3の四回に1死一、三塁から敵失、暴投などで同点とすると、五回には無死満塁で相沢が二塁打を放ち、勝ち越した。桃生は序盤に主導権を握り、中盤以降も毎回得点圏に走者を進めたが逸機が多かった。

優秀選手

■橋本怜茉投手(蛇田2年)

<次の大会でリベンジ>

 主戦として1、2回戦と準決勝で計13イニングを投げた。「前日の疲れはあったが、自分の力を出し切れた。この後転校してしまう仲間のためにも優勝したかった」と悔しさをにじませた。準決勝は直球を中心に変化球も織り交ぜ、相手に的を絞らせなかった。「河南西はバットの振りが速く、打たれてしまう場面もあった。次の大会では河南西にリベンジを果たしたい」と意気込んだ。

■渥美瑛太主将(桃生3年)

<遊撃手と投手務める>

 主将としてチームをけん引。2回戦は遊撃手、準決勝は先発投手を務めた。「練習の成果は出せた。優秀選手に選ばれたことはうれしいが、試合に負けたことが悔しい」と振り返る。 

 投手は今年から本格的に始めた。準決勝は直球を軸に打者を抑えていたが、中盤に捕まった。「ピンチでも普段通りの投球ができないと上にはいけない。それを実感させられたので改善したい」と収穫も語った。

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