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いじめ防止標語コンテスト 石巻・和渕小3年加藤君が全国賞

いじめ防止標語コンテスト小学生の部で全国賞を受賞した加藤君

 第17回いじめ防止標語コンテスト小学生の部で、石巻市和渕小3年の加藤東渡(はると)君(9)の標語「いじめてる人こそなにかのSOSなんだよね」が最高賞に次ぐ全国賞に選ばれた。

 コンテストは、AIG損害保険(東京)と学識経験者らでつくる実行委員会が主催。昨年11月~今年1月に募集した。全国のPTA連合会などを通し、小中学校約2100校から40万以上の標語が集まった。小学生の部と中学生の部で入賞作品を選んだ。

 全国賞は入賞作の中から小学生の部、中学生の部で16件ずつ、一般の部で2件の計34件を選出した。最高賞の文部科学大臣賞は計2件が選ばれた。

 加藤君は身近であった体験を元に標語を考えた。「嫌なことを言っている人がいたときは、何があったのか逆に聞いてあげるようにしてほしい」との思いを込めた。

 応募当時、加藤君の担任を務めた松岡美紀子教諭(49)は「学校生活の中でも友達を気に掛けて、落とし物を拾ってあげたり、声をかけたりできる子。今培っている思いやりを大切に育ってほしい」と話した。

第17回 いじめ防止標語コンテスト

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