懐かしの石巻、絵でよみがえる 故熊倉さん企画展 石巻・南中里
2008年に亡くなった石巻市の画家、熊倉保夫さんの作品を展示するギャラリーで11日、5月の企画展「水彩画展~懐かしい街並み」が始まった。
1970~80年代の石巻地方の街並みを描いた水彩画の原画32点を展示。アーケードが残る立町大通り商店街や、かつて同市南浜町にあり、東日本大震災で被災し解体された石巻文化センターなど、今では見ることができない風景が懐かしさを誘う。
1990年まで使われていたJR仙石線の石巻駅舎の絵について、同市蛇田の主婦(74)は「仙台に通った学生時代を思い出した」と語り、じっくりと鑑賞していた。
熊倉さんは石巻市で広告会社「東北プランニング」を経営する傍ら、石巻地方の風景画を数多く残した。
開館日は12、18、19、25、26の土日。午前10時~午後4時。入場無料。ギャラリーは石巻市南中里4丁目6の6。12月まで月替わりの展示を開く。連絡先は東北プランニング0225(95)0352。
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