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OGと合同ステージ40年ぶり 石巻好文館高マンドリン部、50回目の定期演奏会 19日

記念の舞台に向けた合同練習に励む部員とOGたち

 石巻好文館高マンドリン部(部員14人)が19日、通算50回目の定期演奏会を、東松島市コミュニティセンターで開く。約40年ぶりとなるOGとの合同ステージを特別企画し、部員たちは節目の舞台に向けて演奏に磨きをかけている。

 演奏会は3部構成で全17曲を披露する。1年生のデビューステージとなる第1部は「ひまわりの約束」や「カントリー・ロード」といった映画の主題歌などで構成する。第2部は学年ごとに分かれたアンサンブル。OGと2・3年生の共演は第3部終盤にあり、「明日はきっといい日になる」「銀河鉄道999」の世代を超えて親しまれるメロディーを奏でる。

 演奏会はイタリア語で「つなぐ」という意味の「Legare(レガーレ)」をテーマに掲げる。部長の永沼明依さん(3年)は「OGの皆さんが加わって音の迫力が一層増した。先輩方が紡いできた伝統の継承を感じられる演奏にしたい」と意気込む。

 マンドリン部は石巻女子高時代の1973年、「音楽部」から独立する形で発足。部員44人でスタートした。82年の第10回定期演奏会で初めてOGとの合同ステージを企画した。2020年には部員が3人まで減り、存続の危機にも直面した。校内外で発表を重ねて持ち直し、昨年に創部50周年を迎えた。

 40年ぶりの共演は部からOGに提案し、本番に向けて共に練習を重ねている。当日は18~65歳の大学生や社会人計17人が参加し、高低の厚みのある音で演奏をリードする。

 部の外部コーチを務める、社会人サークル「石巻マンドリーノ」の小杉公美代表は「熱心な現役生たちとつながることができてうれしい。マンドリンを昔弾いていた人たちに懐かしく思ってほしい」と語った。

 当日は午後1時開場、1時半開演。当日・前売りともに300円で、前売り券は同校で購入できる。連絡先は同校0225(22)9161。

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