地元就職の魅力を理解 石巻北高生、企業採用担当者と交流
石巻地方の企業の採用担当者らが就職活動を控える高校生に講話する交流事業が17日、石巻北高(生徒344人)であった。生徒たちが各社の企業理念や業務内容、求める人材像などに理解を深めた。
県東部地方振興事務所の「人口減少・少子化等地域対策強化事業」の一環。本年度は14回の開催を予定する。石巻地方での就職を後押しして高校生らの地元定着を図る事業で、この日は2、3年生計51人を対象に開いた。
石巻青果花き地方卸売市場を運営する石巻青果や小売業のカガク興商、合板素材メーカーのセイホク、自動車整備販売業の東日本自動車の4社が参加。生徒たちは4グループに分かれ、2社ずつ講話を聴いた。
石巻青果の担当者は「新鮮でおいしい野菜や果物を食べて皆さんが元気になることで、地域に貢献できると考えている」と説明。求める人材については「元気にあいさつしてルールを守り、社会的マナーを身に付ける意識を持ってもらいたい」と話した。
セイホクの担当者は「製造工程では引き継ぎが大事。報告や連絡、相談ができ、ものづくりへの好奇心が旺盛で成長を楽しめる人に働いてほしい」と語った。
参加した2年の門間悠翔さん(16)は「地域に貢献している仕事が多いと思った。自分も貢献したい気持ちが大きくなった」と話した。
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