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ニッコウキスゲ見頃、山吹色に輝く 例年より早め 東松島・根古

斜面一面に咲くニッコウキスゲ=24日午後0時20分ごろ、東松島市根古

 東松島市根古の山あいの集落で、ユリ科の一日花「ニッコウキスゲ」が見頃を迎えた。斜面一面に咲いた花が、初夏の日差しを受けて山吹色に輝いている。

 地元の農業佐々木忠男さん(80)方の山林の裾野にある高さ約10メートル、幅約150メートルの急斜面を覆うように群生している。佐々木さんが草を刈り、次々と芽を出すワラビを採りながら管理してきた。

 今年は気温が高く、例年より2週間ほど早めに咲いた。佐々木さんは「近年は気温が高くなるのに伴って雑草の勢いも増した。花を維持するのは一苦労だが、訪れる人に喜んでもらいたい」と管理に精を出す。見頃は今月いっぱいという。

 仙台管区気象台によると、24日の最高気温は女川が28.5度(8月上旬並み)、石巻が26.1度(7月下旬並み)で共に今年最高を記録した。

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