社会教育功労で文科大臣表彰 ボーイスカウト石巻地域協議会・大沼会長、市長に報告
日本ボーイスカウト県連盟石巻地域協議会の大沼知光会長(81)が4日、石巻市の斎藤正美市長を表敬訪問した。
大沼会長はボーイスカウトの指導者として長年、青少年の健全育成に尽力。松本公一石巻地域協議会実行委員長(62)と市役所を訪れ、2月に2023年度社会教育功労者文部科学大臣表彰を受賞したことを報告した。
40年以上の活動に触れ「周囲の支えがあってこそ。石巻全体が評価されたと感じる」と喜びを語った。
石巻地域協議会は約30年前は8団体が所属し、会員だけでも300人以上いたという。現在は2団体に減り、小学生から社会人まで約60人が所属。キャンプやハイキングなどの活動を通して人間力を磨いている。
斎藤市長は「ボーイスカウトの活動は連帯や協調性が身に付く。近年は子どもの数が減り、さまざまな体験ができる場も少なく、貴重な機会になっている」と感謝した。宍戸健悦教育長も「地域にボーイスカウトがあることを知らない子もいる。団員が増えるように協力したい」と語った。
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